H23年9月議会

☆議案第76号宇部・山陽小野田消防組合の設立について賛成討論
9月22日木曜日9月議会最終日において議案第76号宇部・山陽小野田消防組合の設立について賛成の立場から討論を行いました

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H23年9月議会議事録

議長

次に、議案第76号宇部・山陽小野田消防組合の設立についてを議題といたします。
 本案に関し、討論はありませんか。志賀光法君。

志賀光法

議案第76号宇部・山陽小野田消防組合の設立について、賛成の立場から討論いたします。
 今回の山陽小野田市との消防広域化は、初動体制の強化、現場活動要員の増強、現場到着時間の短縮が図られ、また大規模災害への早期対応など、市民の安全・安心を守ることに大きなメリットがあり、さらに、間近に迫った消防救急無線のデジタル化、高機能通信指令システムの整備では、多額の経費削減が期待できるものと認識をしております。
 今回の議案、宇部・山陽小野田消防組合の設立についてはその消防組合の規約を定めるもので、これまで両市の市長、市議会議員代表、市民代表並びに関係部局の代表者による法定の消防広域化協議会として開催された中で、十分にそして慎重審議の上まとまったものであります。
 その議論の中で、議員の数について山陽小野田市の議員が少数側になるとの危惧から懸念が示されました。なるほど議案に対する採決は多数決で決定しますのでその懸念は理解できますし、宇部市としても十分な配慮が必要であると思います。
 しかし、消防の広域化は地域消防力、市民サービスの向上を目指して行うものであり、議員定数の配分については現状の消防力の実態を根拠としたものであり、提案の議員配分は妥当と考えるものであります。
 また、組合議員を構成する議員は市民から選ばれた議員であります。組合議会においては、市と市の対立構造で議論するのではなく、相互の信頼に基づき、住民の意見意思を尊重しながら議論、意思決定がされるものと確信をしております。そして、規約第5条第2項ただし書きにあるように、山陽小野田市に関する重要議案については、山陽小野田市議会の意向を尊重すると記載もあります。
 福島原発事故で決死の覚悟でミッションを達成した世界一と言われている東京消防庁の組織と施設装備は、消防広域化の成功例ではないでしょうか、また協議会において原案として示されています広域消防運営計画の中で、消防広域化の効果として上げられています市民サービスの向上、人員配置の効率化と充実、消防体制の基盤強化が消防広域化によって図られることを確信しまして、賛成討論といたします。

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