H12年9月議会

1.市の観光パンフレットのCD-R化について
2.学校給食について
 ①安全管理
 ②牛乳の完全管理体制
 ③調理・配食時の手袋の素材
3.学校体育について
 ①現行の体育事業の問題点
 ②専門職の配置はできないか
4.北部の地域問題について
 ①北部地域に借り上げ住宅制度を
 ②農業後継者の結婚対策 

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H21年3月議会議事録

志賀光法

皆さん、おはようございます。自然豊かな、緑あふれる、蛍の里、小野地区出身の新政会の志賀でございます。通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
 まず第1点目は、市の観光パンフレットのCD-ROM化についてでございます。
 景気、個人消費の低迷などにより一時は低調だったパソコンの出荷台数も、パソコン優遇税制、個人需要の伸び、また急速なインターネットの普及により、通信白書によると平成11年度のパソコンの出荷台数は994.1万台と、前年度の753.8万台から大きな伸びを見せております。カラーテレビの出荷台数とほぼ同じ出荷台数となったわけです。
 多くの人々はインターネットに接続しEメールやショッピング、情報収集を楽しむためにパソコンを欲しいと思い、デジカメで写真を撮って印刷するなど、従来の文書作成、住所管理などに変わった新たな楽しみ方を見つけ出そうとしています。今では附属品としてCD-ROMがついた雑誌が多く出回っています。また、他市では観光CD-ROMを製作しているところもあります。
 今の宇部市の観光パンフレットも大変すばらしいものとは評価していますが、CD-ROMでしたらパソコンを持っておられる方は自宅に持ち帰って内容をつぶさに見ていただけるものと思います。全国に誇れる宇部市をCD-ROMで紹介できたらと思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 2点目は、学校給食についてでございます。
 朝礼ではばったり倒れ、転べば骨がぼっきり、背中はぐにゃり、そして朝からあくびをと、子供の体のおかしさが表現された言葉ですが、現実に骨折、肥満、小児生活習慣病、アレルギーを持つ子が増加しております。心や体のおかしさは、学級崩壊、キレる子供などにあらわれ、その背景にある子供の生活習慣、特に食生活の問題が深くかかわっているものと言われております。朝食をとらない子、おやつとしてスナック菓子や清涼飲料水を多くとる子、夕食をファーストフードやコンビニの弁当で済ませる子がふえております。
 このような状況の中で、学校給食へ求められているものはかなり大きくなったのではないでしょうか。私もNHKの朝の連続ドラマを見ておりますが、栄養士、調理員の持つ知恵や工夫が学校給食をすばらしいものにしていく可能性のあることが理解できます。しかし、長い景気低迷等により地方自治体が財政難に陥り、学校給食の民間委託の動きが加速しているのも事実であります。私は、宇部市の学校給食が子供たちにとってもっとすばらしいものになることを願い、以下の質問をいたします。
 その1、安全管理。
 御承知のとおり6月29日の大手乳業会社の記者発表により牛乳ショックが起こり、全国数カ所で同じような事故が発生しております。宇部市の学校給食の牛乳の安全管理体制についてお伺いをいたします。
 次に、厚生省がことし6月14日、緊急措置として塩化ビニール製の手袋の食品への使用を避けるよう指導を通知しましたが、宇部市の学校給食の現場での調理時の手袋の素材は、安全なものを使用しているのかをお伺いいたします。
 その2、民間委託。
 行政改革の推進が叫ばれて久しくなりますが、景気回復が余り期待できない状況の中、宇部市は、財政の厳しさはますます増してくるものと思われます。従来のあり方をそのまま進めるのではなく、勇気と努力をもって変革していくことが求められています。学校の給食の民間委託については、メリットについてはコスト削減、デメリットについては衛生管理上の問題等があろうと思いますが、この際、子供の最善の利益を考えた上で検討されることを望みますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 次に、3点目の小学校の学校体育についてでございます。
 その1、現行の体育授業の問題点。
 青少年の運動不足や体力低下が問題になっています。車や電気製品で便利になった生活環境、都市化による遊び場の減少、塾や習い事による遊び時間、遊び仲間の減少、テレビゲーム等の室内遊びの増加など、すべてが子供から運動する機会を奪っています。今の子供が50年後どのような生き方、生活をしているか大変不安であります。
 子供のころのスポーツのイメージが生涯にわたるスポーツとのつき合い方を大きく左右すると言われております。我が国の場合は、小学校の体育の授業が最初の出会いになると思います。
 小学校での体育の授業は、将来スポーツ好き、運動好きの大人にしていくために非常に重要であろうと思います。今行われている学校の体育は鉄棒、飛び箱、マットなどの器械運動に代表されるような、昔からの伝統的な体育用具を利用した授業が主流を占めていると思います。
 学校体育は生涯スポーツへのつなぎ、準備、基礎づくりを目指した方向に変えていく必要があると思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 その2、専門職の配置はできないか。
 小学校の先生の中には、体育の授業が体力的に大変負担を感じておられる先生がいらっしゃると聞いております。また、水泳の指導においては、プールに入っての指導をされない先生がいらっしゃるとも聞いております。学校の体育が運動の楽しさや喜びを味わうこと、健康で安全な生活を送ることを目標としているのならば、体育専門職を配置することが有効であると思いますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 4点目、北部地域の諸問題についてでございます。
 その1、北部地域にも借上市営住宅制度を。
 北部3校区は小学校の児童数が年々減り、世帯数、人口の伸びは校区内だけの努力では到底期待できません。このままだと健全な学校運営、コミュニティー活動ができるか大変心配になります。中心市街地の借上市営住宅制度を北部地域へもと望みますが、市長のお考えをお伺いいたします。
 その2、農業後継者の結婚対策について。
 農業後継者の結婚問題は全国的な問題として大きな悩みがあります。過疎化、少子化を少しでも食いとめるには結婚問題の解決しかないと思います。結婚できない理由としては、晩婚化、近年の社会情勢さまざま、また人それぞれ違いはあると思いますが、行政の対応のおくれを指摘する人もいます。
 結婚というのは極めて個人的な問題でありますので、行政の行える対応には限界があるとは思いますが、次代を担う若者が住みやすいまちづくりを進めることになる結婚対策について、市長のお考えをお伺いいたします。
 以上で、壇上での質問を終わります。

藤田市長

志賀議員の御質問にお答えをいたします。
 御質問の第1、市の観光パンフレットをCD-ROM化できないかということでありますが、観光パンフレットは観光宣伝の有効な方法として、観光地、祭り、イベント、お土産等を紹介し、山口宇部空港、宿泊施設等に配付して、本市に来られる方々に活用していただくとともに、市外の各関係機関へ送付しているところであります。
 近年の情報技術の進展に伴い、インターネットの普及が進んでいるため、観光コンベンション協会と連携を図りながらホームページの充実に力を入れておりますが、観光パンフレットのCD-ROM化につきましても、費用対効果を含め、今後研究してまいりたいと考えております。
 次に、御質問の第2、学校給食について。
 第1点の安全管理でありますが、学校給食における牛乳につきましては、牛乳製造業者が安全衛生管理に十分配慮した車両で各学校に当日の朝納入しており、学校においては牛乳保冷庫で安全管理をしているところであります。
 また、改めて給食センターから牛乳製造業者には、安全衛生管理面に十分配慮し納入するよう通知文書を出して指導したところであります。
 次に、調理用の手袋につきましては、厚生省より人体に悪影響を与える調理用の塩化ビニール製手袋が食品に触れることを避けるよう通達がなされたところであります。この通達を受け、学校給食では、2学期から新規に安全性の高い材質を使用した調理用手袋を使用しているところであります。今後も安全には特に配慮し、安全で豊かな学校給食になるよう努めてまいりたいと考えております。
 次に、第2点の民間委託でありますが、教育の一環としての学校給食を総括した上で、今後の安全で効率的な学校給食運営を目指し、児童生徒数の推移等を見守りながら、サテライト化の推進や職員体制の見直しの検討を進めているところであります。
 なお、職員体制については、配置基準の見直し等に向けて、現在職員団体と協議を進めているところであります。
 次に御質問の第3、小学校の学校体育について。
 第1点の、現行の体育の授業の問題点でありますが、これまでの小学校の体育の役割は、児童の体の十分な発育、発達を促し、あわせて人格の形成を図ることでありました。しかし、これからの小学校体育の役割は、児童一人一人に運動を行うことの楽しさや喜びを体験させ、健康の保持増進、体力の向上等に関する基礎的な知識や実践的態度を培い、生涯体育やスポーツ実践の基礎づくりをすることであります。そのためには小学校の体育は生涯学習の初期のステージと考え、運動に親しむ態度を培っておくことが大切であると考えられます。
 児童が進んで楽しく運動しようとする意欲を持ち、自分にとっての運動の課題の解決を目指して、活動の仕方を考えたり工夫したりするような体育の授業へ改善を図っているところであります。
 次に、第2点の専門職の配置はできないかということでありますが、現在小学校では学級担任制がとられており、担任がほとんどすべての教科を担当しております。学校内では体育主任を中心に、同学年や校内で研修を深め、みずからの資質の向上に努めております。また、学習効果を高めるため共同で指導に当たることもあります。
 水泳指導においては児童の安全管理に十分配慮する観点から、プールの中で指導する教員とプールサイドから監視も含め全体を指導する教員とに役割分担し、複数の人数で指導に当たり、授業の充実を図っているところであります。
 また、毎年実施される実技講習会や研究会等により、授業改善や指導力の向上に努めているところであります。
 次に御質問の第4、北部地域の諸問題について。
 第1点の北部地域にも借上市営住宅制度をということでありますが、平成8年の公営住宅法の改正に伴い、公営住宅の供給方式の多様化が図られ、本市では平成10年度から借上市営住宅制度の導入を図り、現在その運用に努めているところであります。
 本市といたしましては、現在のところ、待機者の解消策を含め、既設老朽団地の建てかえを重点的に実施しており、借上市営住宅制度の活用につきましては、中心市街地活性化の一方策として取り組んでいるところでありますので、本制度を北部地域に導入することについては、御意見として今後の研究課題とさせていただきたいと思います。
 次に、第2点の農業後継者の結婚対策でありますが、宇部市農業委員会では、平成8、9年度では農業後継者育成対策としてアグリパートナー確保促進事業を、平成10、11年度では若者の定住促進、少子化対策としてヤング遊遊交流事業に取り組み、宇部市及び楠町と合同で20歳以上の独身男女を対象に若者交流会等を開催してきたところであります。
 結婚は極めて個人的な問題でありますが、農業の担い手である後継者対策は必要と考えておりますので、出会いの場の提供や結婚相談等について、農業委員会とも相談してまいりたいと考えております。
 以上で、壇上の答弁を終わります。

志賀光法

どうもありがとうございました。
 それでは、幾つか再質問並びに要望をさせていただきます。
 まず、市の観光パンフレットのCD-ROM化ですが、現状ではかなりのコストがかかることは認識しておりますので、今後ソフト、制作費等が安くなれば考えていただきたいと思います。要望いたします。
 関連したことで1点だけ質問いたします。パソコンの普及については壇上で申し上げたとおりではございますが、それに伴いインターネットの人口も年齢を問わず爆発的にふえております。情報の検索だけではなく、個人でホームページを開設している人もふえております。また、作成した文章等にイラスト、写真を張りつけてプロ顔負けの印刷物がプリンターの性能向上などによりできるようになりました。
 宇部市では以前からカッタ君のアニメキャラクターをセル画で貸し出していますが、デジタルデータ、例えばJPEGファイル等で貸し出しできればホームページ等で簡単に利用でき、多くの方によって宇部市をPRしていただけるものと考えますがいかがでしょうか。

山根経済部長

お答えいたします。
 現在アニメのキャラクターにつきましては、ポジフィルムまたはプリントを貸し出して宇部市のPRに利用していただいております。御要望のデジタルデータでの貸し出しにつきましては今後対応してまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。

志賀光法

どうもありがとうございます。
 それでは、次に学校給食の安全管理についてですが、まず牛乳の安全管理につきましては、牛乳製造業者への指導、学校では牛乳保冷庫での管理という早急、適切な対応をとられたことで本当に安心いたしました。ありがとうございます。
 学校給食の牛乳に関連しまして1点ほど質問させていただきます。7月28日の大手新聞の記事の中で、日本学校保健会の1998年度児童生徒の健康状態サーベイランスが発表した調査結果の内容によりますと、自分の体型について、やせたいと思っている人は女子で76.8%、男子の38.3%、中でも女子高生は89.4%、女子中学生は84.2%と高率を占め、小学校3年、4年の女子でも40.9%がダイエット願望を持っているそうです。医師からの太り過ぎなどを指摘されたわけでもなく、みずからの意思でダイエットをした児童生徒も女子で33.8%、男子でも10.4%いたそうです。
 学校の給食の牛乳については、先生方からお話を聞きますと、小学校でも飲んでいた子が中学校になると飲まない子が多くなるそうです。それで現状、牛乳を飲まない子、あるいはまた飲めない子がどれだけいるのか、どれぐらいの数ですね、またその子に対する対応策がこれまでとられてきたのかお伺いいたします。

西村教育長

お答えいたします。
 牛乳の供給につきましては、栄養価につきましては栄養指導を十分しているところでございます。お尋ねの牛乳の残量でございますけれども、夏と冬とはこれちょっと若干違います。夏の場合もちょっと小学校と中学校の今までのデータを申し上げたいと思いますが、大体2カ月間、大体5月から7月までの2カ月間の調査によりますと、小学校で大体平均の残量が0.82%、これ夏の分です。中学校が3.95%になっております。これが冬の場合を想定してみますと──調査してみますと、大体小学校が2%残量があります。それから中学校で8.5%ございます。これが牛乳の残量でございます。
 今御指摘がありましたように、上学年に行くほど牛乳の残量が実は多いわけです。これは今御指摘いただきました、特に女子生徒、女子生徒につきましてはこれを余り飲まないという傾向がございます。これはやはり一番発達する成長期の大事なときでございますので、特に小学校の基礎体力をつくるこの時期でありますから、栄養士と、あるいは学級担任が一緒になって牛乳の効果につきまして十分指導しておるところでございます。
 冬になりますとこれを温めて出すわけにいかないわけでございまして、どうしても冷たい牛乳ということになります。これの工夫はどうしているかというと、ココアがありますが、ニューココアを月に3回程度ですか、これの粉末を牛乳の瓶の中に入れまして、これをまぜて牛乳が飲み安いような形をしております。これは実は1つ10円ぐらいかかるわけでございまして、牛乳代のちょっと3分の1ぐらいのお金がかかるということでやっていますが、このようにしてできるだけ牛乳が飲めるように工夫しております。
 もちろん学級担任は牛乳の効果につきましては、牛乳を飲めば知能もよくなりますし、骨も十分できるということを指導の中では入れておりますけど、なかなか追いついていかないということで、大人になってみましたら初めて牛乳の効果がよくわかるんでありますが、その辺はもう取り返しのつかない基礎の時代に、学校としてはこれをどのようにクリアするかということを指導しておる現状でございます。
 以上です。

志賀光法

点ほどまだ答えていただいてないことがあるんですけれども、アレルギー等で飲めない子に対しての対策はどのようにとられているんでしょうか。

西村教育長

アレルギー対策につきましては、本人から学校に申請があれば、これ停止措置をしております。これは牛乳の場合ですから、学校が何ぼ保健の養護さんと相談しても、これを飲ませるということはなかなか医者の問題でございますから、ちょっとできないと思います。これは医者と十分、その人につきましては協議しながらやっていただきたいと。学校では保護者の申請がありますので、これについては停止させておるというのが現実であります。
 以上です。

志賀光法

今実際の数字をいただいたわけなんですが、残りそうな牛乳については飲める子とかまた飲みたい子にクラスの中で対応しているそうです。ですから、実際に飲まない子はもっと倍ぐらいいるんじゃないかと思いますので、何か違う形で指導をしていただきたいと思います。
 カルシウム不足が精神状態を不安定にするとも言われております。飲まない子の実数については担任の先生が把握していると思いますので、現状の状況を調査して、例えば栄養補助食品での対応も一つの選択肢として考慮していただき、飲まない子に対しても停止措置ではなく、適切な対応をしていただきますように要望だけしておきます。
 次に、民間委託ですが、給食費の1食当たりの単価で論議をしたかったわけですが、それができませんので、要望だけしておきます。
 市長さんの答弁では、職員体制について配置基準の見直しを職員団体と協議を進めているとのお答えでした。今の経済財政状況では、民間委託については協議を開始しなければならないと思います。学校給食経費について民間委託との経費差などについて明らかにした上で、子供たちにとって今以上にすばらしい学校給食を目指して協議されることを望みます。
 次に、学校体育についてです。
 1点目の、現行の体育授業の問題点ですが、地元新聞によりますと、8月22日に行われた厚狭管内の小学校体育実技講習会の記事が出ていました。私自身跳び箱、マット運動が苦手で大嫌いでしたので、生涯スポーツではいろんなニュースポーツが出ている中で、学校体育はいまだに伝統的な体育用具を使用した、利用した研修がされていることに大変ショックを受けまして、今回の質問をすることになりました。
 先日、この講習会に参加された先生のお話をお聞きし、その内容のすばらしさは理解できました。そして、市長さんの答弁の内容でも一応安心をしておりますので、2点目の専門職の配置についてに移ります。
 ことしも恩田プールで児童を対象にした水泳教室が開催されました。児童数が減少する中、今年度も参加者が大幅に伸びております。いただきました資料によりますと、平成8年度に宇部市全体で1万1,124人の児童がいたわけですが、これは年々減り続けて、宇部市の児童数の推移ですが、平成9年度は1万617人、平成10年度は1万282人、平成11年度はとうとう1万人を切りまして9,974人、平成12年度は、本年度は9,666人となりました。
 それに対して宇部市の水泳教室の受講者数は年々増加しております。8年度が262人、9年度が303人、10年度が308人、11年度が410人、12年度、今年度は484人となっています。この数字が何を物語っているとは言いませんが、この中には交通の便が悪いので厚南地域からほとんど参加者はありません。潜在的に参加したいと考えている児童、保護者はかなりいると思います。水泳教室の指導者の中には、学校での指導不足を指摘される方もいらっしゃいます。
 近年のアウトドアブームなどにより河川での水難事故、海での事故が毎年報告されています。学校体育が運動の楽しみや喜びを味わうことのみならず、健康で安全な生活を送ることを目標としているとの観点から、学校の水泳の指導では専門職の配置をお考えいただきますように要望だけしておきます。
 次に、北部地域の諸問題ですが、1点目の、北部地域にも借上市営住宅制度をについてですが、北部3校区の来春の小学校の新入児は小野が3年連続で1けたで7名、二俣瀬が2年ぶりの2けたに復帰しましたが、それでも11名、厚東がとうとう1けたの8名となります。小野では今の1年生が3年生になりますと、今のままでは複式学級となります。地元だけではどうにも対応ができません。借上市営住宅制度のような何かほかによい制度があったらお教えいただきたいと思いますが、よろしくお願いします。

山本土木建築部長

お答えをいたします。
 借上市営住宅制度にかわる制度といたしましては、現在県で実施されております山口県特定優良賃貸住宅制度、通称スマイル住宅がございます。この制度は、中堅所得者向けの良質な賃貸住宅の供給を促進する制度で、民間の土地所有者が一定の集合住宅を建設する場合に、共同施設等の整備費の補助、利子補給、家賃減額補助、税制上の優遇措置がございます。
 なお、この導入に当たっては地域の限定はございませんが、認定に当たっては審査を受ける必要がございます。
 以上でございます。

志賀光法

ありがとうございました。
 最後に、農業後継者の結婚対策についてですが、農家の方でも自分の子供は農家には嫁には出したくない。しかし自分の息子には嫁が欲しいという矛盾したことを言われますが、それほど農業にはなかなか解決できないさまざまな難しい問題を抱えているということがうかがえると思います。少子化への歯どめ措置として行政側も農業者のみならず、漁業、商業者の後継者を含めた結婚対策を早急にとっていただきますように強く要望いたしまして、私の質問をすべて終わります。ありがとうございました。