H11年9月議会

1.男女共同参画について
 ①本年度の取組み
 ②全市的な女性団体の組織づくりの進捗状況
2.スポーツの振興について
 ①校庭開放事業の推進
 ②国体競技種目の誘致
3.山口きらら博への取組みについて
4.北部地域の問題について
 ①二俣瀬桜堤河川公園の管理
 ②二俣瀬国道2号・490号の通学路の安全確保
 ③アクトビレッジおの進捗状況

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H21年3月議会議事録

志賀光法

おはようございます。新政会の志賀でございます。大変な緊張の中でございますが、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。
 まず、第1項目目、男女共同参画社会についてでございます。
 働く女性の増加等、女性の社会進出が進む一方で、男は仕事、女は家庭といった固定的な性別や役割分担意識はいまだに強く存在し、家事、育児、教育、そして、介護など、重要な役割は依然として女性側になっており、男は仕事、女は家庭も仕事もという新しい性別、役割分担が成立している現状も見受けられると思います。男性も仕事のみでなく、家庭、地域ともバランスのとれた生き方をするよう意識を高めるとともに、男女が固定的な性別、役割分担意識にとらわれずに、新しい価値観やライフスタイルを身につけ、よりよいパートナーシップを確立していく必要があると思います。
 まず、第1点目は、宇部市は中国地方で初めて男女共同参画宣言をした都市であります。昨年度の実績を踏まえ、本年度の取り組みについてお聞かせください。
 2点目は、石川前副議長さんの長年の夢でありました全市的な女性団体の組織づくりについての進捗状況をお聞かせください。
 次に、2項目目、スポーツの振興についてでございます。
 近年、余暇時間の増大に伴い、市民のスポーツのニーズは日々多様化してきております。健康、体力づくり、地域コミュニティーの形成はもとより、生きがいづくりのため、スポーツを生活に取り入れる傾向が顕著にあらわれてきております。
 まず、1点目は、校庭開放事業の推進についてでございます。
 校庭開放事業は、宇部市の生涯スポーツ振興の大きな柱の一つであり、時代に適応したサービスの提供が求められてきています。宇部市の学校施設の開放状況、利用状況をお聞かせください。
 2点目は、国体の競技の誘致でございます。
 ことしの7月13日に県は、12年後の2011年に開かれる第66回国民体育大会が内内定したと発表がありました。これは、事実上の決定でありまして、県は今後開催に向けて準備が本格化することになると思います。
 主会場には、いまのところ阿知須町で整備が進められています県スポーツ交流ゾーンが有力視されています。宇部市では、前回5種目が実施されたと聞いております。今回は、隣の阿知須町が主会場になりそうです。
 答申に基づき策定された第3次宇部市総合計画基本構想の中にも、スポーツの振興ということで、大会誘致など、スポーツを気軽に楽しむことのできる機会の提供に努めるとされております。これから、宇部市として国体の競技の誘致活動をどのように行われるのかお聞かせをください。
 次に、3項目目、山口きらら博への取り組みについてでございます。
 山口きらら博は、宇部市を全国に向けてPRする絶好の機会であります。3月議会の答弁の中では、パビリオンの出展、催事やプレイベントの実施、沿道緑化、関連イベント実施、さらには、産業振興発展につながるよう県や博覧会協会並びに関係機関、団体などと連携、協調のもと、全市的な参加で取り組むことにより、この博覧会を成功に導くとともに、本市の21世紀に向けた発展の起爆剤にしたいと答弁されています。
 開催まで、700日を切りましたので、宇部市としては具体的な取り組みに入る必要がありますが、本議会でも、きらら博については、答弁されておりますので、私に対する壇上での答弁は不要です。自席から質問なり、要望をさせていただきます。
 次に、4項目目、北部地域問題についてでございます。
 1点目、二俣瀬桜堤河川敷公園の管理についてでございます。
 二俣瀬桜堤河川敷公園は、地元二俣瀬の地域行事に活用され、普段は高齢者のゲートボール、クロッケー場として、また、消防団の消防操法大会が毎年行われるなど、さまざまな活用がされております。
 しかし、毎年厚東川ダムの緊急な多量の放流により、当然のことながら、河川敷公園ですので冠水をし、公園の表土が流出し、地元の皆様に大変な御苦労をかけています。桜堤公園の管理はどのように行われているのかお聞かせください。
 そして、記憶に新しいところではありますが、神奈川県の玄倉川の水難事故では多数の犠牲者が出ました。厚東川ダムの放流に伴う通報システムはどのようになっているのかお聞かせをください。
 2点目は、二俣瀬校区の国道2号、490号の通学路の確保でございます。
 二俣瀬校区はことし、二俣瀬駐在所の三浦巡査長さん、上田交通指導員さんの御指導により、交通安全子供自転車県大会で見事優勝し、全国大会に出場され、県大会以上の高得点を獲得し、優秀な成績を納められました。
 上田指導員さんは、二俣瀬校区の子供は、ほぼ全員が2号線を通り厚東中学校に自転車通学をすることになるので、大切な子供の生命を守るために、自転車競技大会の練習をすることによって、交通安全教育をしていると言われております。
 国道2号は、朝夕の慢性的な渋滞と大型車両が頻繁に行き交い、また、国道490号も山陰と山陽を結ぶ主要な幹線道路として、交通車両が年々増加しております。地元として、これまで通学路の確保をしてほしいという強い要望が何度も出されていました。特に、郷地区の子どもは、二俣瀬橋、川上側に歩道がないので、安全を考えて育成会の指導により、山手を通りかなり遠回りをして登下校をしております。
 登下校時には、子供はルールを守りますが、郷地区には、学習塾があり、近道となる国道2号を横断しようとして子供が交通事故に遭いました。幸いにも大事には至らなかったものの、地域の宝である子供の安全を考え、早期の二俣瀬橋に歩道橋の併設を願っています。
 また、車地から一ノ坂地区にかけては、通学路の歩道となる白線から外側は非常に狭く、10センチにも満たないところが大部分を占めております。車道を通っての登下校を余儀なくされております。せめて、側溝にふたをして、歩道のかわりとなるように通学路の確保をしてほしいという地元からたびたび要望があります。歩道橋の併設設備と国道490号の路側整備工事は、いつごろ開始されるのかお聞かせをください。
 3点目は、アクトビレッジおのの進捗状況についてでございます。
 アクトビレッジおのの事業は、小野の地区民にとって待ち望んでいる事業であり、早期着工を願っています。事業の進捗状況をお聞かせください。
 以上で、壇上での質問を終わります。

藤田市長

志賀議員の御質問にお答えをいたします。
 御質問の第1、男女共同参画社会について、第1点の本年度の施策等でありますが、本市では、男女がともにあらゆる分野に参画し、活力ある社会を目指して平成10年6月宇部市議会定例会において、男女共同参画都市宣言に関する決議をいただいたところであります。
 また、中国地方で初めての男女共同参画宣言都市として、男女が社会のあらゆる分野において、対等な立場で参画する機会が確保され、かつともに責任を担っていく男女共同参画社会の形成に向けて取り組んでいるところであります。
 本市の取り組み状況についてでありますが、市民の皆様の理解と協力を得るための啓発事業として、来年2月に都市宣言記念大会を開催する予定にしております。この都市宣言記念大会は、市民の皆様と一緒になって意義ある大会とするため、市民各層による記念大会の実行委員会を発足させており、大会の成功に向けて協議がなされているところであります。
 また、本年度も市民編集による情報誌パレットを年2回発行するとともに、地域活動を初めとする社会的意思決定の場へ女性の積極的参加や登用を促進していくために、女性の能力開発や人材育成を目的として、人材養成講座を開催いたしております。
 今後とも、中国地方で初めての男女共同参画宣言都市として、引き続き男女共同参画社会の実現に向けて、各種事業に積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
 第2点の全市的な女性団体の組織づくりの進捗状況でありますが、本年3月に各校区の女性団体の代表者にお集まりいただいた会議で、女性のエンパワーメントの向上を図り、地域の発展を図るための全市的な組織づくりについて、御賛同をいただきました。
 また、あわせて準備委員会を設けるとともに、組織づくりへ向けて検討を重ねていただくことになりましたが、その結果、本年10月中には、21校区の女性団体代表者によるネットワークが正式発足する運びとなっております。
 御質問の第2、スポーツの振興について、第1点の校庭開放事業の推進でありますが、地域の身近なスポーツ施設の利用促進を図り、市民の健康の維持増進を目的に市内の全小学校21校区で、学校体育施設開放事業を推進しているところであります。
 開放施設につきましては、学校教育に支障のない限りにおいて、グランド、体育館及びプールを開放しております。平成10年度の利用状況につきましては、グランド、体育館及びプールの延べ利用者数は、11万4,201人となっております。
 今後とも、生涯スポーツの推進を図る上で、スポーツに親しむ市民が一人でも多くなるよう市民スポーツ総参加運動の一環として、学校体育施設開放事業を推進してまいりたいと考えております。
 第2点の国体の競技の誘致でありますが、平成23年の第66回国民体育大会については、山口県で開催されることが7月13日の日本体育協会理事会において了承され、事実上決定の運びとなりました。
 本市といたしましては、国体開催種目の誘致について、県の動向を踏まえ、財団法人宇部市体育協会等、関係団体と協議しながら取り組んでまいりたいと考えております。
 次の御質問の第3のきらら博につきましては、答弁不要ということでございましたので、省略させていただきます。
 御質問の第4、北部地域の問題について、第1点の二俣瀬桜堤河川敷公園の管理についてでありますが、厚東川二俣瀬桜堤公園につきましては、県事業地方特定河川等環境整備事業として、平成8年3月に整備され、施設内容といたしましては、公園敷809平方メートル、堤防敷3,282平方メートル、洪水時に水没する区域である高水敷1万190平方メートル、合わせて1万4,281平方メートルとなっております。
 まず、管理についてでありますが、河川法に基づき河川管理者であります県から、市が委託を受けておりますが、施設の通常の管理につきましては、二俣瀬地区総合対策協議会に施設の利用、維持管理及び美化清掃をお願いしているところであります。
 御指摘のダムの放流等に伴うグランドの土砂流出被害等、復旧につきましては、程度に応じて県または市で対応しているところであります。
 次に、厚東川ダム放流時の市民及び施設利用者への通報システムにつきましては、まず厚東川ダム管理事務所のサイレン塔からの放送、また、厚東川流域の二俣瀬、厚東、厚南の各市民センターからのサイレンによる周知、さらに警報車による警報体制をとっているところであります。
 このたびの神奈川県玄倉川における河川敷水害を教訓として、今後とも、市民や施設利用者の協力のもとに通報システムの充実を図ってまいりたいと考えております。
 次に、第2点の二俣瀬国道2号、490号の通学路の確保についてでありますが、まず、国道2号の二俣瀬地区については、平成7年に二俣瀬橋から木田交差点間の歩道設置について地元要望がなされ、建設省により、二俣瀬橋から西側約250メートル間において、現在3.5メートルの歩道設置工事が進められており、年内には完成する予定とのことであります。
 二俣瀬橋の歩道設置につきましても、今後歩道橋の詳細設計を行い、12年度後半には工事着手したいとのことでありますので、早期完成に向けて引き続き要望してまいりたいと考えております。
 次に、国道490号の荒瀬地区については、国道2号の交差点から約160メートル間において、現在拡幅工事が進められており、これから北側の歩道設置につきましては、本年7月にも地元要望があり、県では路側整備工事を年度内に完了したいとのことであります。
 次に、第3点のアクトビレッジおのの進捗状況でありますが、現在小野湖周辺において、小野地区の地域特性である豊かな自然と小野湖を活用した地域振興策として、アクトビレッジおの整備事業を進めているところであります。
 この事業におきましては、小野湖を主役とした環境教育と交流の場づくりを基本方針とし、これらを通じて社会的、経済的活力の高揚を目指すものであり、児童、生徒の自然学習や青少年の健全育成を初め、健やかな地域社会づくりに貢献できるものと考えております。施設内容としましては、宿泊滞在施設、キャンプサイト、運動施設などを計画しております。
 本年度は、アクトビレッジおの整備事業の中核施設でありますアクトプラザの土木関連工事の実施設計の取りまとめと、用地取得のための作業を行うとともに、施設管理運営のあり方の検討や実施プログラムの集約作業もあわせて進めております。
 以上で、壇上の答弁を終わります。

志賀光法

どうもありがとうございました。

 それでは、幾つか再質問なり、要望をさせていただきます。

 まず、男女共同参画についてでございます。

 男女共同参画の実現の大きな障害となっているものの一つは、意識の中にある長い時間かけてつくられてきた性別に基づく固定的な役割分担意識であると思います。女性の問題は、男性の問題であるとの認識に基づき、男性に対する意識啓発、学習機会の拡充に努めるべきだろうと思います。男性向けの意識改革講座を開く必要があると思いますが、いかがでしょうか。

矢富総務部長

お答えいたします。
 男性側への男女平等の啓発活動の取り組みはしないのかというお尋ねでございますが、都市宣言記念大会や発行しております情報誌としてのパレットなど、啓発事業につきましては、特に男女の区別なく全市民を対象として実施しているところでございます。
 本市で取り組んでおります各種の啓発事業につきましては、男性対象、女性対象という区別はしておりませんけれども、結果として女性の方の御参加が多いようですので、今後とも多くの男性の方も御参加いただけるように、いろいろ工夫をしてまいりたいと考えております。以上です。

志賀光法

ありがとうございました。
 一般講座の開催に当たりましては、先ほど言われましたように男性の参加をできるだけ呼びかけていただきたいと思いますが、先ほど申し上げましたように、私は男性の意識改革が必要だろうと思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、学校における男女平等教育の現状についてお尋ねをいたします。
 男女平等という意識を持たせるには、子供のときから男女平等の意識を高める教育が必要だろうと思います。小中学校での男女平等教育の取り組みと、それからあわせて小中学校での男女混合名簿の導入状況について、お聞かせをお願いいたします。

西村教育長

 お答えいたします。
 学校教育では、男女平等の視点から教育活動の全体の中で現在進めているわけでございます。具体的には、先ほど申し上げました男女混合名簿の使用もございますけれども、特に中学校では、技術家庭の男女共同の履修とあわせて、教師の側から申し上げますと、研究会等で性教育の研究会を中心に男女平等の教育に携わる事業実践等が行われておりますし、講演会におきましても、それが実施されておるところでございます。なお、現在混合名簿の導入につきましては、小学校が17校が使用しているところでございます。以上です。

志賀光法

17校、男女混合名簿を導入されているということですが、これは、意識改革の施策の簡単にできる施策だろうと思います。今後すべての学校で導入されればいいなと思いますので、御指導ができればよろしくお願いいたします。
 人間の意識や価値観というものは、やはり年少期から家庭、学校、地域、社会の中で形成されていくものです。人間の尊重の精神を基調として、男女が等しく自己の能力を発揮し、主体性を持って生きる、調和のとれた人間の育成をしていくためには、教育の果たす役割は大きいものがあると思います。男女共同参画社会づくりのわかりやすい教材や学習プログラムの開発に努めていただき、学校において先ほど言いましたが、すべての教科、活動を通して、男女平等や男女相互理解と協力のための教育の充実を図っていただき、特に、私は技術や家庭科教育については、男女が協力して家庭を築いていくという視点に立つと重要であろうと思いますので、今後も教育内容の充実を図ってくださいますようにお願いをいたします。
 次に、全市的な男女団体組織づくりにつきましては、10月に正式発足する運びになったとのことです。これまでの関係部署の皆様の御尽力、御努力に対しまして厚くお礼を申し上げます。
 校区にとっても、全市的な観点に立っても、女性の組織が地域づくり、生涯学習、社会教育の推進のための原動力になることは明らかであります。21校区のネットワークの中での会議での成果、そして、またそのネットワークの中から宇部市の協議会、審議会等に多くの女性の登用をしていただき、今後の大きな成果が出ることを期待いたしたいと思います。
 それでは次に移ります。
 校庭開放事業につきましては、延べ利用者数が11万4,201人ということで、単純に数字だけを見れば、宇部市の3人のうち2人が利用したことになります。これまでの校庭開放事業は高く評価をされるものだろうと思います。
 しかしながら、利用者は固定化しているのも現状であると思います。私は、ファミリーで、あるいはお隣同士でバトミントン、ソフトバレー、ニュースポーツなど、軽スポーツをするために気軽に簡単に利用できる状況ではいまだないと思います。
 2002年学校週5日制の完全実施、また、少子化により余裕の出る施設を、また、どこでも身近なところには必ずある公共施設、学校の特性を生かすとともに、地域づくりにおけるさまざまな可能性を持っていると思います、学校は。これからは、若干の授業の見直しも必要だろうと思います。何よりもだれもが学校に対する考え方をモード変換していく必要があります。佐原議員さんからも空き教室の有効利用につきましては、御提言がありましたが、私も同じ思いです。学童保育、児童館、NPOの拠点として、一気に解決できる可能性を持っております。これからも校庭開放、そして、大きく学校開放に向けて取り組んでいくつもりでいます。全国的には、先進的な事例もたくさんあるだろうと思いますので、今後さまざまな観点の中から御研究いただきまして、校庭開放事業の拡大、推進について図っていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
 次に、国体の競技の誘致につきましては、私個人としては誘致したい種目がありますが、いま申し上げますと各方面に御迷惑をおかけしますので、何も申し上げませんが、宇部市として、今後関係団体と協議をされながら、より多くの種目が宇部市で実施されますように御尽力をどうかよろしくお願いいたします。
 続きまして、山口きらら博についてですが、これは、宇部市をPRする絶好の機会であり、地域産業の振興、経済効果にも多くの市民が期待をしております。特に、開催地に隣接する西日本一の小野の茶園は、山口県が取り組んだ事業であり、小野の特産のお茶を山口きらら博に来場していただいた多くの皆様に味わっていただき、広く全国にPRする機会にしたいと地元茶業組合も希望しております。宇部市として、その点の取り組みをしていただけるかどうかお聞かせをください。

矢富総務部長

お答えいたします。
 お尋ねの各種特産品や物産品等の販売につきましては、現在博覧会協会で、その販売方法、出展経費、販売場所等につきまして、検討されているところでございます。市といたしましても、博覧会協会に対しまして、お茶やかまぼこなど、地場産品の実演販売等が実施できますよう強く要請してまいりたいと考えております。以上です。

志賀光法

宇部市には、小野特産のお茶だけではなく、多くの特産品、名産品があります。商品名を申し上げますと、抜けるところがあっても困りますので申し上げませんが、この機会を逃すことなく宇部市の特産品、名産品を全国にPRして地元の経済の活性化を図っていただきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
 それからもう一点、山口きらら博の関連イベントとして、いま山口ボート協会が要望書を作成して県に提出されようとしております。その内容はと申しますと、小野湖において、山口県内の各市町村が交流をしている友好都市の大学のレガッタチーム、それから関西以西の大学のボートチームを招いて友好都市親善レガッタ山口きらら博記念大会、仮称でございますが、開催を計画されています。
 宇部市でも、ニューカッスル市、威海市と、友好都市提携をしております。ニューカッスル市には、強い地元大学のボートチームがあると聞いております。活力と安らぎに満ちた国際交流都市を求める都市像としている宇部市として、山口県ボート協会の御提案を宇部市として、支援、協力できないものかお聞かせを願いたいと思います。

西村教育長

お答えいたします。
 きらら博期間中のレガッタの開催につきまして、まだ詳細につきましては私ども承知しておりません。これが実現の方向にいくということになれば、私どもこれまでも小野湖で実際にボートで練習、広島の国体のときの練習会場になっておりますし、そういう一つの資源を持っておりますので、可能な限り協力してまいりたい、このように考えております。以上です。

志賀光法

このレガッタが開催できたとき、どのような効果が得られるのかと私なり、また、関係される皆さんと考えてみました。
 まず、関西以西でボート部を持っている大学は約30校ございます。1チームが約30人から50人引き連れて来て参加した場合、最低でも1,000人以上の人が集まり、山口きらら博への人集め、経済効果が期待できますし、関西以西の大学生を市内のテクノ団地や超高温材料研究センター、山口県工業技術センター、もちろん常盤公園を含めてですが、施設の見学をしていただきます。彼らは、大学を卒業して5年から10年後には、世界各地の都市でそして、優良企業で、失礼しました。優良だけのけます。企業で、活躍していると思います。これから優良企業の誘致など、宇部市にもたらしてくれる効果は、はかり知れないものがあると思います。そして、小野湖は、アクトビレッジおの事業の中でも、ボート競技場としての整備が考えられております。事前の調査でも、ボートの練習場、競技場としての地形などを含めて、最適なところであると報告を聞いておりますので、今後のボート競技場としての整備後の多くの利用を促すためにも、全国に向けて最適なPRの機会であると思いますので、宇部市としてできる限りの協力、御支援をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
 次に、桜堤河川敷公園は、厚東川のダムにより、毎年グランドの土砂流出被害が生じておりますが、何か最適な方法があると思いますが、考えられないものでしょうか。お聞かせをください。

山本土木建築部長

お答えいたします。
 洪水時には、水没する河川敷、すなわち高水敷のグランドの整備につきましては、地元の御要望に基づきまして、下流側がゲートボール場、また、上流側は、消防訓練用地及び駐車場として整備をされたものでございますが、多目的に活用されているという状況から、御指摘の土砂流出防止対策につきましては、今後地元の御意見をお聞きしながら、県とその対策について、協議をしてまいりたいと考えております。以上でございます。

志賀光法

全国各地には多くの河川敷グランドがあります。土砂流出の防止については、建設省がきっといいノウハウを持っておると思いますので、研究をしていただき、土砂流出のない方法をぜひとも見出していただきたいと思います。
 それから、ダムの放流の通報システムにつきましては、再点検をされ、不備がないかどうか検討していただきまして、事故が絶対に起こらないようにお願いをいたします。
 次に、国道2号、490号の通学路の確保につきましては、地元の皆様の要望に耳を傾けていただき、明確な御回答をいただきまして、本当にありがとうございます。
 国道490号は、通学時間帯に合わせたように大型の車両が通っております。子供の目線の高さを考えますと、かなりの恐怖を受けながらの登校だろうと思います。子供のころ受けた恐怖心は成長していく段階において、心の中にどのような悪影響を及ぼすかわかりません。できるだけ早い整備、完成を目指して、関係省庁、県なりに御要望、働きかえをよろしくお願いいたします。
 最後に、アクトビレッジおのの事業について、要望させていただきます。
 この事業の中心となっている環境教育、児童、生徒の自然体験学習、青少年の健全育成のための事業でありますが、完成後の健全運営のためにも多くの利用者が望める計画にする必要があります。現在少子、高齢化が進む中で、高齢者のために全天候型のゲートボール、クロッケー場の建設を含めて、医師か看護婦の常駐のもとで、安全に生涯スポーツを楽しんでいただけるような高齢者スポーツ施設的な計画など、今後地元の意見に耳を傾けていただき、壇上の質問時に申しましたように、小野地区民が待ち望んでいる事業でありますので、できるだけ早く事業の着工を、完成となりますように御尽力をお願いいたしまして、私のすべての質問を終わります。どうもありがとうございました。