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- 入賞
- ラット・ジェベール・アッティーラ
- フランス
- rga09,"esperance"
- コンクリート、塗料
- 170×330×250cm
- 3,000kg
- 自分は彫刻が置かれるその場所と環境・空間の相互関係の構成に非常に興味がある。彫刻の存在はその置かれた環境に強く影響される。環境を突き詰めて行くと、全方位的な環境スペクトルは、ある場所と空間の相互関係の範囲と言える。如何なる芸術表現はより広範囲に、発生し取り囲まれたその空間を理解する事の結果である。広く解釈するなら、作品の存在はその置かれ支えられる環境に関わり、故に環境は芸術の存在意義と芸術の創造と同意語である。
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- 入賞
- 佐野 耕平
- 京都府
- The Forest of Mirrors
- ステンレス、花崗岩、アルミニウム
- 300×300×300cm
- 4,000kg
- 日常の生活や時間を象徴化した形として”イス”を用いています。それらの”イス”を積み上げることによって過去や日々の悩みの繰り返しの中、それでも意志を持って存在してゆくことへの想いを形にした作品です。”イス”の表面と床に映り込んだ流れてゆく景色と、その流れの中で佇む”サカナ”が観る人の日常と非日常をつなぐ架け橋になってくれればとおもいます。
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- 入賞
- 末田 龍介
- 熊本県
- 空洞系
- ステンレス、アルミニウム
- 130×400×300cm
- 580kg
- 誰もが考えるように私もいづこから生まれて来たのかとの問を抱き続けました。その事を探すために物の表面に穴をあけ形をこわす事を始め、やがて穴はその中に人が入り込める程の大きさとなり不安と安心が交差する場所(胎内空間)に居ると感じました。更に掘り進めると暗闇の世界は差し込む光の中で次第に透明化し反転を繰り返しながら連続する張力が支える生命の空洞となって現れました。私の<空洞系>はそのような一連の働きの中から生まれたのです。
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